「新しい居場所を模索する」 戦力外の元中日チェンの新天地探しをマ軍が後押し
チェンはマーリンズ4年間で102試合登板、13勝19敗、 防御率5.10
元中日でマーリンズのチェン・ウェイン投手が戦力外通告を受けた。2016年に5年8000万ドル(約87億円)でマーリンズに加入も、左肘の怪我もあり4年間で102試合登板(53先発)、13勝19敗、防御率5.10にとどまり、ファンなどから“不良債権”として厳しい評価を受けていた。
MLB公式サイトは「マーリンズがチェンをDFAにして(40人枠から外す)6人のプロスペクトたちを40人枠に加える」として、マイケル・ヒル編成本部長の言葉を伝えた。記事でヒル氏は「今回の決断はお金の問題ではない。(選手)層を最も厚くできる、最高の40人枠を形成するためだ。そうすることで、2020年シーズン、そしてその後のシーズンも我々は戦っていくことができる。ロースターの管理に全力を尽くすことが我々の役目だ」と説明した。さらにヒル氏は「チェンの状況に関して、(契約面で)何が関係してくるのか理解している。2020年とその先を見据えると、難しい決断を強いられることはわかっていた。しかし最終的には、今回の形が最高の40人枠の使い道だと感じている」と話している。
記事でヒル氏はこう続けた。「マーリンズ在籍時の働きについて、私はウェイン・チェンに感謝している。彼をアウトライトして(ウェーバーにかけて)移籍させるか、契約解除するのか。7日間のうちに決めていくつもりだ。彼に新しい居場所を見つけられるか引き続き模索していく」。
契約に見合った活躍はならなかったが、マーリンズは敬意を持ってチェンの今後について力を注ぐ。
(Full-Count編集部)