旋風イスラエル2次Rで力尽きる 敵将は侍J称賛「さすがとしか言いようがない」
本戦初出場で開幕4連勝、存在感放ったイスラエル
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で1次ラウンドを3戦全勝と旋風を巻き起こしたイスラエルは15日の2次ラウンド最終戦となった日本戦で3-8と敗れ、力尽きた。勝てば決勝ラウンドをかけたプレーオフに進むことができたが、0-0の6回に大量5失点。その後も3失点し、最終回に3点を返したものの、反撃も及ばなかった。
試合後、イスラエルのジェリー・ウェインスタイン監督は「負けたことは残念だが、素晴らしい2チームに負けてしまった。日本は卓越した投手力があるし、素晴らしい隙のない野球をプレーした。さすがとしか言いようがなかった」と素直に敗北を認め、勝利した侍ジャパンを「野球は試合の流れが重要。日本は素晴らしい投球、タイムリーな打撃で流れを引き寄せた」と称えた。
予選から勝ち上がったイスラエルは本戦初出場ながら開幕4連勝。その後、オランダ、日本と連敗し、決勝ラウンド進出は逃したが、1次ラウンドA組では前回大会4強のオランダ、WBC準優勝の経験もある韓国を破るなど、存在感を放った。
メジャー経験豊富な選手も擁して強豪国と対等に渡り合ったイスラエル。この日も最終回に粘りを見せており、指揮官は「最後まで諦めず戦った姿勢を見せられて誇りに思う」と胸を張った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count