「強くなって帰ってくる」―TJ手術、戦力外、育成契約も…オリ右腕が前向きな理由
オリックス黒木はトミー・ジョン手術を経て軽いスローイング再開「落ち込むことはない」
150キロを超えるストレート、スライダー、フォークなどを武器に2017年にはオールスターに出場した剛腕は球団施設で軽いキャッチボールをスタートさせた。6月後半にトミー・ジョン手術を受け今オフに一度、戦力外通告、そして育成契約となったオリックスの黒木優太はどこまでもポジティブだった。
「不安何てこれっぽっちもなかったですよ。手術をしないと投げられないわけですから。これで良くなると思っていますし。背番号も3桁になりましたが落ち込むことはなかったです」
球団施設ではショートダッシュ、トレーニングボール、ネットを相手に軽いスローイングを行う。終始笑顔で「正直、今はまだ3割程度。まだまだです」と語り、淡々とトレーニングをこなす毎日を送っている。
来季は育成契約になるのを知ったのは報道が先だった。球団からの事前通達を前にネット、新聞などでシーズン中に自身の契約内容を知ることになった。
「もう手術した時点で何となく分かっていましたけど。『あ、そうなんだ』と。そのあとにGM(福良)からも話があったので自分のことを必要としてくてるって感じました」