楽天移籍の涌井、来季プロ16年目も飽くなき向上心 「勉強してみようかなと」

楽天の入団会見に臨んだ涌井秀章【写真:高橋昌江】
楽天の入団会見に臨んだ涌井秀章【写真:高橋昌江】

則本、松井と年下の選手にも「自分に取り入れられるものを持っている」

 ロッテから金銭トレードで楽天に移籍した涌井秀章投手は23日、楽天生命パークで入団会見を行い、「新しいチームに来たので勉強したい」と向上心を示した。

 西武、ロッテと渡り歩き、クリムゾンレッドのユニホームに袖を通した涌井は「どこに行ってもやることは投げることなので、戸惑いとかはない。このチームのために頑張りたいなと思います」と意気込んだ。自身は3年連続で負け越しているが「開幕の時にローテーションに入っていないといけない。6人の中に入れれば」と先発に意欲を示した。

 2004年のドラフト1位で西武に入団して以来、417試合に登板し、133勝を挙げてきた。経験豊富な右腕だが、「せっかく新しいチームに来たので勉強してみようかなと思う」と向上心をのぞかせた。

 話を聞いてみたい投手として名前を挙げたのは則本昂大投手や松井裕樹投手。いずれも年下だが、「自分に取り入れられるものを持っていると思う。うまくいけば自分の投球に結びつくと思うので、そういうのを考えています」と新たな環境で新たな情報を模索するつもりだ。

「常にキャリアハイというのは狙っている」と話した涌井。来年6月で34歳。プロ16年目のシーズンは後輩からも学びながら進化する。

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY