ソフトB、5カードぶり勝ち越しで5割復帰 柳田先制弾&東浜今季初勝利
デスパイネも古巣相手に2夜連続の活躍、ロッテは借金6
ソフトバンクがロッテに2-0で完勝。本拠地でロッテと戦った開幕カード以来の連勝、カード勝ち越しを飾り、星を五分に戻した。先発の東浜が相手打線を7回まで散発3安打に抑える好投を見せると、岩嵜、最後は守護神・サファテと繋いで無失点リレーでリードを守り抜いた。
主砲の一発が勝利に導いた。5回2死で打席に入った柳田が、ロッテ先発のスタンリッジのスライダーを左中間席に運ぶ。「打球が高く上がったぶん、いい風の影響を受けたと思います」という3号ソロで先制した。7回1死一、二塁では、昨季までロッテに在籍したデスパイネが左前適時打を放って1点を追加した。
東浜は初回先頭の荻野貴に四球、さらに暴投と犠打で、いきなり1死三塁のピンチを招く立ち上がりだったが、鈴木、福浦を連続三振に切ると、その後は安定した投球。ストレートとシンカーを武器に、ロッテ打線を手玉に取り、7回を92球でまとめ、今季初白星。6回無死一塁でのバント処理、その直後に荻野貴の盗塁阻止と、先発マスクを被った甲斐の好守も光った。
ロッテはいいところなく今季3度目の3連敗。先発のスタンリッジは6回1失点と粘りの投球を見せたが、打線が湿りっぱなし。ともに打率1割台と不振にあえぐ助っ人のダフィー、パラデスの2人は3打数ノーヒットに終わり、チームとしても、わずか3安打。今季初の零封負けでソフトバンク戦は5連敗となり、5勝11敗、借金は6まで膨らんだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count