イチロー不運…痛烈打球をボールガール捕球で二塁打に 同僚ゴードンも激怒
イチロー2戦連続安打&メジャー通算3034安打
マーリンズのイチロー外野手が21日(日本時間22日)の敵地パドレス戦で不運に見舞われた。
セーフコ・フィールドで行われた直前の古巣マリナーズ戦で凱旋弾を放ったベテランはこの日、ベンチスタート。出番は9回に訪れた。
1-5と4点ビハインドの状況で、1死からスタントンが2ランを放ち、2点差に。直後、イチローが代打で登場し、左腕ハンドの2球目を痛烈にはじき返した。
打球は一塁線を破る長打コースへ飛ぶ。しかし、ここでアクシデントが発生。ファウルと勘違いしたのか、ボールガールが猛然と飛び出し、ボールがデッドになる前に捕球を試みたのだ。グラブを弾いたボールが転々と転がり、結果、二塁打に。三塁打の可能性もあっただけに、ベンチではゴードンが頭を抱えて怒りをあらわにした。
この日試合を中継した米マイアミのテレビ局「FOXスポーツフロリダ」の実況も「ボールガールが触ってしまいました。スリーベースになるはずでした。ボールガールが出てきて、打球を捕りました。彼女は自分が何をしたのか理解していないと思います」とまくし立てた。
マーリンズはその後、後続が倒れて3-5と敗戦。イチローはこれで2試合連続のヒットでメジャー通算3034安打。歴代24位のロッド・カルー(3053本)に「19」となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count