アストロズ、通算1863勝ベイカー氏を1年契約で招聘 サイン盗みから再建託す
サイン盗み問題でヒンチ監督を解任、通算1863勝の指揮官に再建託す
アストロズは、一連のサイン盗み問題で解任されたAJ・ヒンチ監督の後任としてダスティー・ベイカー氏を新監督として招聘する。1年契約で2年目は球団オプション。米紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者ら米複数メディアが伝えた。
70歳のベイカー氏は選手としてメジャー19年間プレー。2039試合出場し、通算1981安打、242本塁打、1013打点、137盗塁をマーク。1993年にジャイアンツの監督に就任。そしてカブス、レッズの監督を経て、2016年からナショナルズの監督を2シーズン務めた。2002年にはジャイアンツでリーグ優勝。指揮した4球団いずれも地区優勝に導き、7度の地区制覇を果たしている。監督通算22年で歴代15位となる通算1863勝(1636敗)、勝率.532をマークしている。
アストロズは2017年から電子機器を用いたサイン盗みを行っていたことが判明し、MLB機構はAJ・ヒンチ監督とジェフ・ルーノーGMに1年間の出場停止処分。これを受けて球団は両者を即日解任していた。さらに当時ベンチコーチだったレッドソックスのアレックス・コーラ監督、選手だったメッツのカルロス・ベルトラン監督も各球団から解任され、サイン盗みは大スキャンダルとなっている。
(Full-Count編集部)