ロッテチェン、元中日チェンのマ軍加入に“刺激” 「台湾のリーダーとして目標に」
昨オフには台湾でともに自主トレ、契約に「おめでとうございます」とメール
ロッテのチェン・グァンユウ投手が3日、元中日のチェン・ウェイン投手のマリナーズとのマイナー契約を祝福した。チェン・グァンユウにとってチェン・ウェインは台湾出身の大先輩。昨オフには自主トレをともにした仲で、すぐにメールを送ったという。
マーリンズから自由契約となっていたチェン・ウェインは1月31日(日本時間2月1日)にマリナーズとマイナー契約。沖縄・石垣島でのキャンプの練習後に「いつも教えてもらってすごくいい先輩なので、今は契約して本当に嬉しいです」と自分のことのように喜んだ。
チェン・ウェインは中日で最優秀防御率に輝くなどNPB通算36勝、MLBでも2桁勝利3度の通算59勝と台湾を代表する左腕。しかし、2016年に5年8000万ドル(約87億円)でマーリンズと大型契約してからは4年間で13勝19敗、防御率5.10と結果を残せずに自由契約となっていた。そんなベテランが復活を目指す姿を間近で見て、「もう34歳、台湾のリーダーとして目標にしています」と尊敬。「すごくいい先輩なんです」と何度も繰り返した。
契約の情報を知ると「おめでとうございます」とすぐにメールを送ったという。今オフは2年後輩の楽天・宋家豪投手らと台湾で自主トレをしたチェン・グァンユウ。台湾から海を渡って日本に来る選手たちの“すごくいい先輩”になっているに違いない。
(工藤慶大 / Keita Kudo)