“珍守”話題のレイズ右翼手、捕球確率0%に応酬「映画の世界だったら…」
無謀ダイブの報道に粋な応戦「自分で笑わなかったら誰が笑うの!」
26日(日本時間27日)にメジャーで”珍プレー”が飛び出した。詰まった飛球を必死で追ったレイズ右翼手ソウザJr.が、はるか手前に落ちた打球に向かって、約10メートル離れた位置から頭からダイビング。あまりに無謀なプレーは、瞬く間にソーシャルネットワーク上に拡散され、面白プレーとして大きな話題を呼んだ。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」がツイッターで動画を紹介。「すまない、ソウザJr。スタットキャストにはこの、えーっと、捕球への努力のための指標がない」とつぶやくと、ソウザJr本人が反応。涙を流して爆笑する絵文字を付けながら「君たち最高! 自分で笑わなかったら誰が笑うの!」と、粋なコメントで応戦した。
さらに、ソウザJrはMLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」に対し、「今夜の僕のプレーを解析してくれないか?」と”依頼”。最新鋭の解析技術を誇る「スタットキャスト」は、すぐに答えを返した。
「チェックしたよ:君は落下地点まで73フィート(約22メートル)走らなければならなかったが、結果は…23フィート(約7メートル)足りなかった。
捕球確率は0%、だけどその努力は5つ星だ!」
誰も捕球できるない距離でも、何とかしようと決死のダイブをしてしまったソウザJrは、その努力には最高級の5つ星をもらったが、やはり捕球できなかったことには未練があるよう。拳を突き上げる絵文字と一緒に、1996年に公開されたNBAスーパースターのマイケル・ジョーダン主演映画「スペース・ジャム」を引き合いに「これがスペース・ジャムの世界だったら、僕の手はグンと伸びて捕球できたはずなのに」と悔しがってみせた。
見ていた人ばかりか、自らも大爆笑してしまった”珍プレー”。ソウザJrの機転と懐の深さを知らしめた意味では、“名プレー”だったのかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count