NYに愛された松井秀喜氏、感動の“世界一リング”動画が米で再脚光 「彼への愛が…」
エンゼルスに移籍した2010年、古巣ヤンキース戦で行われた優勝記念リングの贈呈式
ヤンキースファンに愛され続けた松井秀喜氏。エンゼルスに移籍した2010年に起こった感動シーンが再脚光を浴びている。米スポーツ専門メディア「12UP」は「ヒデキ・マツイがヤンキースタジアムに戻った時の2009年ワールドシリーズのリングセレモニーでの感動的なシーンを振り返る」とのタイトルで特集を組んだ。
2009年に行われたフィリーズとのワールドシリーズ第6戦では先制2ランを含む1試合6打点の大爆発でワールドシリーズMVPに輝いた松井氏。だが、同年オフにFAとなりエンゼルスに移籍することに。2010年4月13日に移籍後初めてヤンキースタジアムに姿を見せた松井氏に待っていたのは元チームメート、そしてヤンキースファンからの祝福だった。
試合前に行われたワールドシリーズ優勝記念リングの贈呈式では観客からスタンディングオベーションで迎えられると、ヤンキースナインがマウンドに集結し松井氏と熱い抱擁を交わした。記事では「彼がニューヨークに戻った時、彼への愛が失われていないことが明らかとなった」と、松井氏がニューヨークにどれほど愛されていたかを紹介。
松井氏はその後、アスレチックス、レイズと渡り歩き2012年12月に現役引退を表明。記事ではワールドシリーズMVP男を手放した当時のヤンキースは「適切な判断をした」と伝えているが「もう1年契約をしていたら、2010年の連覇の可能性が大きく上がっていたかもしれない」と、松井氏の移籍を残念がっていた。
移籍してもスタンディングオベーションで迎えられ、チャンピオンリングを手にした松井氏はニューヨークに愛された男だった。