巨人パーラが語る現状、無観客試合、日本のファン… 「驚き」の出来事は?
昨季まで在籍したナショナルズの本拠地ワシントンのメディアに語る
昨季MLBナショナルズのワールドシリーズ制覇に貢献し、今季巨人に移籍したヘラルド・パーラ外野手。古巣ワシントンメディアにタニア夫人とともにテレビ電話で登場し、新型コロナウイルスの感染拡大で開幕延期が続く現状などを語っている。
かつての本拠地であるワシントンの地元テレビ局「MASN」でレポーターを務めるアレックス・チャペルさんの公式YouTubeにタニア夫人とともにテレビ電話で登場したパーラ。「みんなに会えて嬉しいです。すごく寂しいよ。また話せる機会を作ってくれてありがとう」と語ると、無観客で行われたオープン戦についてこう振り返っている。
「すごく奇妙な感じだったよ。選手のモチベーションとして大事なことはファンに会うこと。ファンが楽しんでいる姿を僕は見たい。それがエネルギーをもたらしてくれるんだ」。新型コロナの影響で無観客試合となり、静寂に包まれた東京ドームでのオープン戦。スーパーキャッチは米国でも話題を呼んだが、パーラは違和感を感じながらプレーしていたという。
「シーズン開幕の準備を進めていた。開幕は3月20日の予定だったが、それが4月10日に変更され、それが4月24日になり、5月26日に変更になってしまった」と、NPBの現状を語ったパーラ。登場曲にはナショナルズ時代のテーマソングを継続することも語っている。
「日本でも登場曲はベイビーシャーク? イエスさ」と満面の笑みで語ると「球団が言っていたんだけど、ベイビーシャークのグッズを3000個ぐらい用意したところ、10分で売り切れになったんだよ。驚きだ。驚いたね」と裏話も披露している。
ファン200人が出待ちしているエピソードも紹介し、新天地での人気ぶりに大喜びの様子。そして、「ここの人たちは野球についてよく知っている。すごくエンジョイしているんだ」と日本人ファンの野球に対する知識の深さについても脱帽していた。
「これを見てくれている世界中のファンに伝えたいことがあります。みんなの戦いは1つ。球団は関係ありません。みんな団結しなければいけません。エンジョイして、ポジティブな気持ちのままで、悪いことは絶対にしてはいけない」。最後には、世界中で広がる新型コロナの脅威を前に団結を呼びかけたパーラ。「すぐに過ぎ去るでしょう。過ぎ去ることを願っています。またベースボールを取り戻したいですからね」と心からのメッセージを送っていた。
(Full-Count編集部)