元阪神キーオ氏の死因は肺塞栓症 米メディア指摘「ステイホームに慣れてなかった」
キーオ氏の趣味は自転車旅行だった「ライフスタイルに大きな変化があった」
元阪神のエースで1日(日本時間2日)に64歳で死去したマット・キーオ氏の死因が「肺塞栓症」であることが明らかになった。米メディア「ハリウッドライフ」が伝えている。
昨年11月に離婚した前妻ジーナ・キーオさんが同メディアのインタビューで明かしたもの。肺塞栓症とは肺動脈に血液の塊(血栓)が詰まる病気。エコノミークラス症候群とも呼ばれ、飛行機などで長時間座った体勢が続くと発症のリスクが高まる。長距離バスでの移動やパソコンを使用したデスクワークでも起きる。
記事によると、キーオ氏は当時ガールフレンドのクラウディアさんと自宅リビングで競馬を見ながら昼食。クラウディアさんがリビングから退出して数分後に戻ってきたところ、異変が起きていたという。前妻ジーナさんは「彼女は彼が寝てるのかと思った。すぐそうじゃないと気が付いた」と語っている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で米カリフォルニア州などで外出禁止令が出されている。それまでのキーオ氏の趣味は自転車で、「毎日20マイルから30マイルほど自転車に乗っていた」という。ジーナさんは「まだ若くて健康にも特に問題ないようだった。砂糖を食べなかったし、健康的な食生活を送っていた」と振り返っている。元阪神エースを襲った肺塞栓症。ジーナさんは何が原因かは分からないとしたものの、同メディアは「マットの死の前にライフスタイルに大きな変化があった。アスリートであった彼はアウトドアを愛し、新型コロナウイルスのパンデミック中での『ステイホーム』に慣れていなかった」と伝えた。
キーオ氏はアスレチックス、ヤンキースなどを経て1987年に阪神に入団。移籍1年目から開幕投手を務めると11勝を挙げる活躍を見せ、3年連続2桁勝利を挙げた。阪神では4年間在籍し通算107試合に登板し45勝44敗、防御率3.73をマーク。大リーグでは通算58勝84敗だった。
(Full-Count編集部)