カージナルス通算1280安打男、人種差別経験を告白「クラブ入店を断られた」
ファウラーはカブス時代の15、16年に米アリゾナ州のクラブへ出かけた際に人種差別を受けた
カージナルスのデクスター・ファウラー外野手がカブスに所属した2015、16年中に人種的偏見に基づいて差別行為を受けたと打ち明けた。米放送局「NBCスポーツ」が伝えている。
34歳のファウラーはロッキーズでメジャーデビューした俊足の外野手で、昨季まで通算1280安打、147盗塁を記録。2016年にはオールスター戦に選出されている。そのファウラーは自身のインスタグラムのストーリーで、米アリゾナ州のクラブへチームメートと出かけた際、ゴールドのネックレスを身につけていたという理由でクラブ内に入れない差別を受けたと告白したという。
同局はファウラーが人種差別を受けた際の状況について、「きちんとした格好をしていて、他のチームメートはもっとカジュアルな格好をしていた人もいたにもかかわらず、他のチームメートらは身なりについて何も言われなかった。ファウラーが入店を断られたので、チームメートも彼へのサポートを示すために、一緒にその場を離れた」と伝えた。
米ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警察官に首を圧迫されて死亡した事件を受け、米国では人種差別への抗議運動が広がっている。
(Full-Count編集部)