28日復帰登板ダルビッシュ、フォーム微調整の狙いをコーチが米紙に明かす

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

メジャー移籍当初に比べ、リリースポイントが高く変化

 腰の張りで故障者リスト(DL)入りしていたドジャースのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、本拠地でのブルワーズ戦で復帰先発する。プレーオフ進出を見据えた上で、大事を取ってのDL入りだったが、この間に右腕は投球フォームの微調整にも取り組んだという。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」電子版が伝えている。

 記事によれば、ハニカット投手コーチはメジャー移籍後のダルビッシュの投球映像を隈なくチェック。ドジャースで12年投手コーチを務める「熟練の目」によると、ビデオ映像で見た右腕のリリースポイントと、実際に目の前で見たリリースポイントの高さが異なることに気付いたという。原因は、投球動作に入った時、右肩を以前にも増して深く下げるため。結果として、メジャー移籍後間もない頃よりも高い位置でボールをリリースしているという。

 ダルビッシュ自身も同じことを感じていたそうで「実は抜群のタイミングだったんです。僕も同じことを考えていました」と、通訳を介して明かしたという。記事によれば、右肘靱帯再建手術を受けた後、リリースポイントが高くなっていることに気付いていた右腕は、ハニカット投手コーチの助言を受けながら、DL期間中に2度のブルペン投球を実施。このフォーム微調整により「同じリリースポイントから全球種を投げられるように」し、より安定感の高い投球を目指すとコーチは語ったそうだ。

 ドジャース移籍後は3試合に先発し、2勝0敗、防御率2.50と好成績を続ける右腕。「この時期には多くの選手が疲れを感じるもの」と話し、10日間のDL期間中には体のリフレッシュにも務められたようだ。DL復帰初戦となるブルワーズ戦では、一体どんな投球を見せてくれるのか。今季9勝目の懸かったマウンドが注目される。

(Full-Count編集部)

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