ジャイアンツが大谷翔平獲得へ本腰 名将ボウチー監督「やるべきことをやる」

日本ハム・大谷翔平【写真:田口有史】
日本ハム・大谷翔平【写真:田口有史】

2010年以降3度のワールドシリーズ制覇を遂げているジャイアンツ

 2010年以降、3度のワールドシリーズ制覇を誇るジャイアンツが日本ハムの大谷翔平投手の獲得に動いている様子を地元メディアが報じている。地元紙「サンノゼ・マーキュリー」電子版が伝えている。

 今季はナ・リーグ西地区で最下位と低迷しているものの、レッドソックスと並び今世紀最多タイの3度のワールドシリーズ制覇を誇るジャイアンツ。その強豪球団が大谷獲得に本腰を入れている様子を地元紙が特集した。同紙は「ボビー・エバンスGMとジェレミー・シェリーアシスタントGMは、イチロー以来となる大物選手と目される二刀流選手の視察のため日本へ出向いた」とレポート。この報道通り、大谷が先発し、最速162キロをマークするなど6回1失点9奪三振で2勝目を挙げた21日のソフトバンク戦には、計4人で視察に訪れた。

 2007年からチームを率いる名将ブルース・ボウチー監督は記事の中で「彼を視察したと聞いてる。彼には大きな注目が集まっているね」と獲得に動いている事実を認めた上で「スカウティングのプロセスは、まずその選手をチェックすることだ。そういった意味では、やるべきことをやっていこう、ということだ」と説明した。

 一方、投打で際立った活躍を残し、米国内で“和製ベーブ・ルース”との評価を得ている大谷だが、指揮官は先発日以外に野手として起用することについては否定的な姿勢を見せているようで、「DHのあるア・リーグならそれ(野手起用)もできるかもしれない。先発投手は球数も多くなるし、消耗も激しい。リリーフとしてなら可能性はあるだろう。大学でもそういったケースはある」と語ったという。

 ジャイアンツは左腕マディソン・バムガーナーが強打で有名。これまで代打で起用されたこともあり、記事でも昨季の交流戦でDH制を解除して試合に出場したことなどを紹介している。

(Full-Count編集部)

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