前田健太が倒れ込みながらストライク送球 好守連発に米称賛「守備も上手い」
通算252盗塁ダイソン、フレイジャーのバント安打を好守で防いだ
■パイレーツ 6-5 ツインズ(日本時間7日・ピッツバーグ)
ツインズの前田健太投手は6日(日本時間7日)、敵地・パイレーツ戦で先発登板し、6回3安打3失点と好投した。自身初の開幕3戦全勝、メジャートップタイの今季3勝目の権利を持って降板したが、守護神ロジャースが崩れて逆転サヨナラ負け。勝ち星はお預けとなった。防御率2.65。
3点リードの2回、無死一、二塁からポランコに同点の右越え3ランを浴びたが、その後は安打を許さない安定感抜群の投球だった。2回無死から6回2死でベルに四球を与えるまで14者連続アウト。6回80球(ストライク53球)を投げ、4奪三振1四球、3安打3失点。2試合連続のクオリティースタートを達成した。
投球だけではない。守備でも見せた。2点リードの5回2死。通算252盗塁ダイソンのセーフティバントは投前へ。芝生で打球は勢いを失ったが、前田は猛チャージ。ベアハンドキャッチして一塁へ素早く送球してアウトとした。さらに6回先頭ではフレイジャーの三塁前へのセーフティバントに猛チャージ。倒れ込みながらも一塁へストライク送球した。米メディア「ジ・アスレチック」は快投だけでなく、前田の好守連発にも注目した。
「空振りさせる奪三振能力に加え、ツインズの投手ケンタ・マエダは守備も上手い。マエダは素早くマウンドから降り、アダム・フレイジャーの良いバントを捕球し、難易度8.5の送球で仕留め、6回最初のアウトを記録した。5回にもダイソンのバントでナイスプレーを見せていた」
簡単にバント安打を許さなかった。名門・PL学園出身で広島時代に5度のゴールデングラブ賞を受賞した高い投手能力に、米メディアから熱い視線が注がれている。