ホークス逆転勝利でNPB史上61年ぶりの92勝! サファテは記録更新53セーブ
西武に初回2失点も逆転勝利
ソフトバンクがNPB史上61年ぶりとなるシーズン92勝目を挙げた。28日の西武戦。初回に先発の武田が2点を奪われる展開となったが、打線が8点を奪って8-5と逆転勝ち。連敗を2で止め、96勝を記録した1956年の西鉄、南海以来となるシーズン92勝目をマークした。
クライマックスシリーズで対戦する可能性のある西武を返り討ちにした。2点ビハインドの2回、本塁打と打点でリーグトップに立つデスパイネはバックスクリーン左に飛び込む35号ソロ。4回には1死満塁でデスパイネの遊撃へ強烈なゴロを源田が捕れずに、2者が生還。逆転に成功した。
5回には中村晃、デスパイネが連続四球、松田が中前安打で無死満塁とすると、西武3番手・平井の暴投で1点を追加。さらに2死となってから、高谷が2016年4月19日のロッテ戦(QVC)以来、約1年半ぶりのアーチとなる今季1号の3ランを放ち、この回4点を挙げるビッグイニングを作った。
先発の武田は、初回に山川に2ランを浴びる立ち上がり。2回以降も走者を出しながらの投球となったが、粘りの投球で6回まで2失点。7回に外崎への四球を与え、呉念底の左前安打を許したところで降板。嘉弥真、寺原もつかまり、この回2点差まで迫られたが、8回に1点を加え何とか逃げ切った。武田は今季6勝目。またサファテが自身の最多記録を更新する53セーブ目を挙げた。
西武は先発の岡本が3回途中でKOされる背信の投球。許したのは2安打のみだが、4四死球に源田の失策もあって3失点。野田、平井も失点を重ね、リードを広げられた。この日がペナントレースでのソフトバンク最終戦。現在2位の西武だが、クライマックスシリーズのファイナルステージに進出した場合、その舞台となるヤフオクドームでは今季1勝11敗。最後まで苦手意識は払拭出来なかった。