広島本拠地白星締め 緒方監督、200万人超え観客動員に感謝「ともに日本一を」
観客動員で球団新記録、指揮官「ファンあっての今季の成績」
広島は28日、マツダスタジアムで行われた東京ヤクルト戦に3-1で勝利し、地元最終戦を勝利で飾った。試合後のセレモニーで挨拶した緒方監督は「200万人を超えるファンの皆さんに全試合、スタンドを赤く染めて頂いた」とファンに感謝し、「またここで力を合わせて、ともに日本一を勝ち取りましょう」とポストシーズンへの意気込みを示した。
セレモニー後の囲み取材で「いいゲームで締めくくれてよかった」と切り出した緒方監督は、10勝目を挙げた大瀬良について「7イニング投げられたのはよかった」と、一応は評価したが「もう一回、映像を見直して確認したいこともある」と慎重な部分も見せた。攻撃面については「タナキクマルが出て、つないで、返すというウチの攻撃パターンだった」と満足そうだった。
地元最終戦を終え、観客数は球団新記録となる217万7554人に達した。「いつも選手に熱い声援を送ってもらっている。ファンあっての今季の成績だと思っています」と改めてファンに感謝した緒方監督は「次に向けての戦いはすでに始まっている」と、視線はすでにクライマックスシリーズ、日本シリーズに向いていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)