12球団注目左腕の享栄・上田、健大高崎・下…高校屈指投手らがプロ志望届
福岡大大濠の150キロ超え右腕、山下舜平大投手の名も
日本高野連は13日、2020年の「プロ野球志望届」の提出者一覧を更新した。最速143キロでスライダーの評価が高い享栄(愛知)の左腕、上田洸太朗投手、高校トップレベルの好投手で明治神宮大会にも出場し、準優勝に貢献した健大高崎の下慎之介投手らが新たに提出した。
享栄の上田はかつて中京大中京で指揮をとっていた大藤敏行監督の指導のもと、成長を遂げた左腕で、12球団のスカウトから注目を集めている逸材。中学時代は富山・高岡ボーイズでプレー。2017世界少年野球大会のメンバーにも選ばれていた。
下は昨秋の群馬大会、関東大会を制して、明治神宮大会に出場。決勝戦では中京大中京に敗れた。夏の独自大会では決勝で桐生一に敗れた。最速145キロの直球を武器に、こちらもスライダーの切れ味もいい。高校球界屈指の左腕と呼び声も高い。その他にもロシア人の母を持つ桐生一の蓼原慎仁投手、150キロ超右腕の福岡大大濠の山下舜平大投手らが提出。全部で78名となった。
2020年のドラフト会議は10月26日に実施される予定で、ドラフトの対象となる選手の「プロ野球志望届」の締め切りは10月12日となっている。新型コロナウイルスの感染拡大により、春と夏の甲子園は共に中止。高校3年生たちの進路活動の一環としてNPBと日本高野連は8月29日、30日に甲子園で、9月5日と6日には東京ドームで「プロ志望高校生合同練習会」を行う予定にしている。
(Full-Count編集部)