【#今こそひとつに】親族も戦いの最前線に… 鷹・東浜が抱く感謝「間近で感じて…」
沖縄出身の東浜は親族が多く医療に従事し新型コロナの最前線で戦っている
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている。一時は感染者が減少していた日本国内でも再び感染者が増えてきている。より一層の感染拡大予防の対策が呼びかけられている。
厳しい状況の中でも医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々は、見えない敵が迫る最前線に立ち、私たちの日々の暮らしを支えてくれている。こんな状況だからこそ、身近にいる「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。
「Full-Count」では野球を愛する人が、こうした人たちに感謝の思いを発信する特別連載【#今こそひとつに】を掲載している。多くの人たちの、リアルな感謝の声をメッセージ動画とともにお届けする。
今回はソフトバンクホークスの東浜巨投手だ。
3か月遅れで開幕を迎えた今季のプロ野球。未曾有の事態の中で迎えたペナントレースでソフトバンクの開幕投手を託されたのが東浜だった。難しい状況の中でここまで10試合に登板(現在は登録抹消)している右腕が感謝を伝えたい人。それが「医療従事者や生活を支えてくれている人たち」だ。
沖縄出身の東浜にとって、医療従事者は身近な存在だ。親族には看護師など医療従事者が複数おり、新型コロナウイルスとの戦いの最前線に立っている。「身内に医療従事者、看護師をしている人が多くて、今回のコロナのことで色々な話を聞いたり、間近で感じることができて本当に感謝しかありません」。その苦労を身近に感じているからこそ感謝の思いは強い。
幼少期は体が弱かったという東浜。何度も病院に運ばれる経験をしてきた。「その都度、治療をしてくださった医療従事者の皆さんには頭が上がらないですし、その方々がいなければ、今の僕はいないと思っています」。ソフトバンクの大黒柱として活躍するまでになった今、自身の成長を支えてくれた医療従事者への感謝は尽きない。
「ステイホーム」などの自粛期間を経て感じた思いもある。「僕らは食べていかないと生きていけない。不安がありながら、レジを打ってくれたり、商品を陳列していただいたりする人たちがいる。普段の、普通の生活をしていたら感じないことだと思うんですが、今回の自粛生活の中で改めて僕らが生活する上でそういう人たちの仕事が欠かせないものなんだなと感じることができました。本当に感謝しています」と、スーパーの従業員や配達員といったエッセンシャルワーカーへの思いも新たにした。
再び感染者が増え、難しい状況にある今。東浜は「戦いながら、付き合いながらの生活を強いられていくと思います。ギスギスしたり、いろんなことがあると思いますけど、1人1人が他人を思いやって行動できれば、乗り越えていけると思います。皆さん大変だと思いますが、僕らができることをやって前を向いて生活していきましょう」と、人々の団結を願っている。
○Full-Countでは、特別連載【#今こそひとつに】をスタートさせました。新型コロナウイルスの感染拡大で社会状況が厳しい中、誰もが「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に感謝の気持ちを抱いた瞬間があると思います。医療従事者や社会インフラの維持に尽力する人たちにその思いを届けたい――。人と人との“距離”が遠い今だからこそ、みんなの心をひとつにしたい――。頑張る人たちにエールと感謝の気持ちを届けるため、様々な「声」を発信していきます。