戦力外通告期間終え支配下枠はどうなった? 各球団が補強に使える残る枠は…【パ編】
ソフトバンクは内川が退団、4選手に戦力外通告
ソフトバンクの4年連続日本一で幕を閉じた2020年のプロ野球。新型コロナウイルスによって開幕が遅れ、120試合制で行われた激動のシーズンが終わり、オフとなった。ここからは各球団の来季の編成などのストーブリーグが球界の話題の中心となる。
日本シリーズも終わり、今季の戦力外通告期間も27日をもって終了となった。今年も多くの選手に通告がなされ、それぞれの選手が人生の岐路に立たされた。毎年ファンにとって辛く寂しい季節ではあるが、これも厳しいプロ野球の世界の常。来る者がいれば、去らざるを得ない者もいる。
そこでここでは戦力外通告期間を経て、各球団の70人が上限となっている支配下登録枠にいかなる変化があったのか。ここまで発表になっている外国人選手の去就や現役引退する選手、自由契約となった選手なども含めてみていこう。今回はパ・リーグ編だ。
・ソフトバンク(68人→68人)
減:5選手
増:5選手
4年連続で日本一に輝いたソフトバンクは、今季1軍昇格のなかった内川聖一内野手が退団。2013年ドラフト1位の加治屋蓮投手や2017年ドラフト1位の吉住晴斗投手ら4選手が戦力外通告を受けた。一方でドラフトでは1位の井上朋也内野手ら5選手を指名し、現状で支配下枠は68人で増減なし。ただ、ムーアやバンデンハークといった外国人選手の去就が不透明な部分が残っており、股関節の手術を受けたサファテの動向も気になるところだ。
・ロッテ(70人→68人)
減:7選手
増:5選手
今季は2位でクライマックスシリーズに進んだロッテ。このオフは大谷智久投手や内竜也投手、細川亨捕手ら7選手に戦力外を通告。細川は今季での現役引退を決めた。一方でドラフトでは法大の鈴木昭汰投手ら5選手を指名。現時点で支配下登録枠は2人減の68人となっている。ただ、チェン・ウェイン投手の去就が不透明など、この後の動きにも注目だ。