日本ハムが来春に台湾Lamigoと2試合対戦、栗山監督「名に恥じない戦いを」
来年2月28日と3月1日に札幌ドームで国際交流戦開催
日本ハムは21日、台湾・台北市の中華職業棒球大聯盟(CPBL)記者室で記者会見を行い、来年2月28日と3月1日の両日、札幌ドームでCPBLのLamigoモンキーズと国際交流試合「アジアフレンドシップシリーズ in 北海道」を開催すると発表した。
北海道には毎年50万人を超える台湾人観光客が訪れ、近年は観光ルートに野球観戦を組み込むケースが増えているという。2018年は北海道命名150年と日本ハムの北海道移転から15年の節目にあたるため、新たな野球の魅力発信や観光客の往来促進を目指し、今季台湾シリーズ王者でもあるLamigoとの国際交流試合の開催が実現した。
記者会見には、日本ハムの島田利正常務取締役球団代表、Lamigoのリュ・ジエティン球団社長が出席。島田球団代表は「我々からの申し出に快く応じてくださったLamigoモンキーズに感謝の意を表します。アジアシリーズで戦って以来、いつかまた試合ができたらという話はお互いの間で出ていました。これも何かの縁だと感じています。来年は球団にとっても北海道にとっても節目の年。これを機に北海道と台湾がスポーツで交流をいっそう深められたら、この2試合の持つ意味はさらに増すことになります。2018年、札幌ドームで行う最初の試合でもあり、5位からチームを立て直す意味で今年の台湾チャンピオンの胸を借りてしっかり内容のある試合をお見せしたいと思います」と意気込みのコメントを寄せた。
また、Lamigoのリュ社長は「北海道日本ハムファイターズとは前身のラニューベアーズ時代、2006年のアジアシリーズで2度対戦し、接戦の末に連敗を喫しました。それから10数年経ち、実力を示すよい機会をいただきましたので、今回の2試合で対戦成績を2勝2敗にできるよう全力を尽くします。台湾の雰囲気を札幌ドームに持ち込み、日本とは一味違う応援スタイルを楽しんでいただけたら幸いです。実現へご尽力いただいたファイターズ関係者の皆様に心より感謝申し上げます」とコメントした。
記者会見には出席できなかったが、日本ハム栗山英樹監督も対戦を楽しみにしている。「米国アリゾナ、沖縄で1か月キャンプを送った成果を試す意味でも、台湾王者でありパワフルな野球をするLamigoモンキーズが申し分のない相手であることは言うまでもありません。まだ春遠い時期に北海道までお越しいただくことに対しましても深く敬意を表します。この2試合を通じて北海道と台湾の友好が一層深まり、国際的な野球の発展、ファン同士の強い絆につながることを期待してやみません。そのためにもファイターズの名に恥じない戦いができるよう全力を尽くします」と2試合に向けての意気込みをコメントで寄せた。
(Full-Count編集部)