西武・高橋光が失意の3年目から逆襲へ やっと理解した野上の助言の「答え」
「悔しかった」―来季の飛躍誓う西武・高橋光
オーストラリアのウィンターリーグに参加していた高橋光成が23日、契約更改を行った。150万円ダウンの2150万でのサインとなった。
今季は、5月末に発症した右肩違和感の影響もあり、登板7試合3勝4敗、防御率4.12の成績に止まり、不完全燃焼のシーズンとなった。「スタートは開幕ローテに入れて、まずまず良いスタートは切れたと思うのですが、1年間ローテーションを守れなかったのは、悔しかった」と、改めて振り返った。
それでも、自身初の肩の負傷を機に、「(肩の)痛みも、身体の弱さが原因。しっかりと、自分の身体のことについて知ろう」と、改めてトレーニング法やケアの重要性を見つめ直せたことは、今後の野球人生にとって大きなプラスとなった。
また、ウインターリーグで得たものも多かった。秋季キャンプで、土肥義弘投手コーチと、シーズン通して投げ切れるフォーム作りに着手。そのフォーム固めとともに、「結果だけではなく、いろいろなことを試して来い」と送り出された中、特に投球術を意識した投球を心がけた。結果、「自分はいつも、1球1球、力を入れすぎて投げている感じでした。でも、軽く投げても、バッターの反応が、差し込まれてるような感覚があって。『全力で投げなくても、これだけ打者と対戦できるんだ』と感じました」。