ダルビッシュVSアリエッタ 契約するならどっち? 米メディアが読者調査
今オフFA市場を代表する先発投手、共に31歳のエース級
2017年も残すところ1週間を切り、メジャーのストーブリーグは佳境に差し掛かっている。比較的動きの速い救援投手、徐々に動き始めている野手に比べ、先発投手の市場はいまだ大きな動きを見せないままだ。今オフのフリーエージェント(FA)市場でトップ2と目されているのが、ダルビッシュ有投手(ドジャースFA)とジェイク・アリエッタ投手(カブスFA)の2人だ。両投手共に複数球団が獲得の興味を示しているが、ここまで大きな進展はない模様。そこで米最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」では、先発補強を目指すチームはダルビッシュとアリエッタのどちらと契約を結ぶべきか、読者に対してアンケート調査を行っている。
ダルビッシュとアリエッタは共に31歳。3月生まれのアリエッタは来季開幕時には32歳を迎えているが、2人の年齢差はわずか5か月。今季の成績はダルビッシュが31試合で10勝12敗、防御率3.86、WAR3.8だったのに対し、アリエッタは30試合で14勝10敗、防御率3.53、WAR1.9だった。どちらもエース級の先発投手で、総額100億を超える大型契約を勝ち取るだろうと予測されている。
記事では、2人を徹底比較。ダルビッシュはメジャーでの通算奪三振率が11.0と傑出している一方、ワールドシリーズでの悪夢が記憶に新しい。アリエッタは2015年に22勝(3完封)をマークしてサイ・ヤング賞を受賞。プレーオフでの勝負強さも広く知られるところで、2016年にカブスが108年ぶり世界一に輝いた際の功労者だが、ここ数年の登板過多の影響が出始めてもおかしくない。
どちらも甲乙付けがたい一流先発投手だが、ダルビッシュとアリエッタ、どちらかを選ぶとすれば…。アンケート開始から2時間で約2700票が投票された結果、ダルビッシュが約62%の得票を獲得し、38%のアリエッタを大きく突き放した。アンケート結果の通り、ダルビッシュを求める声が増え、アリエッタより大きな契約を勝ち取ることになるのだろうか。年末年始もFA市場の動向から目が離せなそうだ。
(Full-Count編集部)