メジャー昇格初戦の川崎宗則がいきなり活躍 地元紙も「ムネノリ・カワサキが6回の5得点の口火を切る」と称賛
メジャー昇格直後のチャンスを掴み、勝利に貢献
ブルージェーイズの川崎宗則内野手がメジャー昇格初戦となった15日のツインズ戦で2番で先発し、5打数2安打1得点とマルチヒットの活躍を見せた。地元紙トロント・スターが小見出しで「ムネノリ・カワサキが6回の5得点の口火を切った」と称えるほどだった。
二塁手のレギュラーだったマイセル・イズタイスが左膝靭帯の修復手術の影響で長期離脱となったために、メジャーに昇格。川崎はその直後に巡ってきたチャンスをいきなりつかんだ。
見せ場は0-2でリードされていた6回表に訪れた。先頭打者となった川崎はレフト方向に2塁打を放った。ホセ・バティスタ外野手がセンター前にヒットを打つと、俊足を飛ばしてあっという間にホームイン。尊敬するヤンキースのイチロー外野手ばりのハッスルプレーで、この回大量5得点の口火を切った。2塁打を含むマルチ安打で9-3の勝利に貢献した。
試合前にはジョン・ギボンズ監督がマイナーから昇格させた川崎の爆発を心待ちにしていた。
「今日みたいな寒い夜には彼が熱くしてくれるに違いない。バットで熱くしてくれると嬉しいな」
その指揮官の予告通り、川崎は気温5度と冷え込んだ敵地ミネアポリスのターゲットフィールドで貴重な起爆剤となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count