米紙が黒田博樹の今季限りでの引退の可能性を報じる ヤンキース監督は“まだやれる”と確信

5年連続11勝以上をマークした黒田、現地でもその去就に注目

 ヤンキースの黒田博樹投手が19日(日本時間20日)、本拠地でのブルージェイズ戦で11勝目(9敗)を挙げた。6回2/3を7安打3失点(自責2)と好投。5年連続の11勝以上をマークし、防御率は3・77となった。今季はあと1試合に登板予定。39歳でハイレベルな成績を残し続ける右腕の去就に、ニューヨークでも注目が集まっている。

 この日は初回にエンカーナシオンに2ランを浴びたものの、その後は持ち前の粘り強さを発揮し、傷口を広げなかった。5点の援護をもらって迎えた5回に味方の失策絡みで1点を失ったが、7回途中まで3失点。ちょうど100球を投げきった。

 奇跡のプレーオフ進出を目指すヤンキースは、残り9試合でワイルドカード圏内のロイヤルズと4・5ゲーム差。黒田の好投もあり、必死に可能性をつないでいる。

 けが人続出のヤンキースで、黒田は開幕から1人だけ先発ローテーションを守り続けた。「1番はコンディションを整えて、毎試合、ゲームに入っていく。それの積み重ねで何とかここまで来られたと思います」。米メディアの取材に対して、本人は誇らしげに話した。

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