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巨人がCSで採用する左右“ジグザグローテ”の意味

10月11日からセ・パともクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが開幕する。一方、リーグ優勝した巨人は10月15日からの本拠地でのファイナルステージへ向けて、調整を行っている。

巨人

左右バランスよく駒を揃える巨人

 10月11日からセ・パともクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが開幕する。一方、リーグ優勝した巨人は10月15日からの本拠地でのファイナルステージへ向けて、調整を行っている。今季、12勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルを獲得した菅野智之投手が負傷により離脱。菅野抜きでの先発ローテーションを組むことになる。

 巨人は10勝の左腕・杉内俊哉、後半戦6勝と復調してきたエース左腕・内海哲也に加え、2人の4年目右腕、澤村拓一、交流戦から飛躍した小山雄輝でCSローテを形成する。先手必勝のCSは良い投手をどんどん送り込むことが勝利のポイントになるが、巨人は得意のジグザグ・ローテーションで突破を図る。先発陣に左腕2人、右腕2人とバランスよく駒がいるため、これを使わない手はない。

 巨人はシーズン中から左投手・右投手・左投手や右投手・左投手・右投手という順番でローテを組んできた。2012年から杉内俊哉がFAで加入したことで、左右それぞれに力のある先発投手陣となり、このジグザグローテが採用されるようになった。

 打線で左打者・右打者・左打者とジグザグに野手を並べると、相手投手が急に代わっても、投手の左右を苦にせずに、対策を取ることができる。一方、投手でジグザグにするのはなぜか。

 ジグザグはシーズン中、内海―杉内や杉内―内海の並びを同一カードで登板させることを避ける狙いがあった。2人とも大きく曲がる変化球にチェンジアップ、ストレートのキレで勝負するタイプのピッチャーで、投球術が似ている。両投手が同一カードで続けて試合に投げると、打者の目が慣れてしまい、バッターがボールをとらえられやすくなってしまう。先に投げた投手がいい投球をすると、続く2試合目に投げた投手が、「前日より打ちやすい」「前日より見やすい」と打ち込まれるケースがあった。そこに1人、右投手を挟むことで、順応し始めた相手打者の「目」を1度リセットできる。それが狙いだ。

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