黒田博樹のヤンキース残留は消えていない? 先発陣最後の補強は日本人右腕か

「ヒロキ・クロダとの再契約に落ち着く可能性がある」

 ヤンキースがフリーエージェント(FA)となっていたクリス・カプアーノ投手と再契約したと米複数メディアが報じた。年俸500万ドル(約5億8000万円)での1年契約になるという。ヤンキースが再契約に動くとされている黒田博樹投手への影響はあるのだろうか。

 カプアーノは今季、レッドソックス、ロッキーズと渡り歩き、7月にヤンキース加入。けが人続出で崩壊状態だった先発ローテーションを支え、12試合に登板して2勝3敗、防御率4.25の成績を残した。メジャー通算76勝87敗、防御率4.28の左腕について、ヤンキースはシーズン終了直後から再契約に動くとされていた。

 名門球団は来季の先発ローテーションに不安を抱えている。田中将大、マイケル・ピネダ、CC・サバシアまでは決まっているが、今季開幕直後に右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けたイバン・ノバの復帰は5月以降。故障が再発する可能性のある選手がいることに加え、駒も足りない状況だ。

 そこで、さらにFA市場の目玉であるマックス・シャーザーの獲得にも動いていると報じられているが、ESPNは「(獲得は)絶対にない」との関係者のコメントを紹介。超大型契約が必要な右腕にどのようなアプローチをかけているのか、いまだに見えてこない。ESPNでは、カプアーノに加え、デビッド・フェルプス、アダム・ウォーレン、ブライアン・ミッチェル、マニー・バヌエロスが先発4、5番手を争うことになるとしている。

 では、黒田はどうなるのか。

 ニューヨーク・ポストは「もちろん、オフシーズンはまだ終わっていない」と指摘。ローテーションは完全に埋まってないとの見方を示している。

「ヤンキースはまだヒロキ・クロダとの再契約に落ち着く可能性がある。右腕が現役を続けたいと思い、さらに日本よりもメジャーで投げ続けたいと決断したときには」

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