イチローがレッズの補強候補に 左翼の補強が急務

青木も有力候補として挙がっているレッズ

 ヤンキースからフリーエージェント(FA)となったイチロー外野手の移籍先候補に、レッズの名前が挙がっている。米情報サイトの「ファンサイデッド」が「シンシナティ・レッズの左翼手のオプションとなるフリーエージェントの5人」と題した特集記事を掲載し、当初から補強の有力候補として注目されていた青木宣親外野手(ロイヤルズからFA)とともに、イチローを挙げている。

 レッズは今オフ、左翼の補強に動くとされていた。ただ、支出削減などの制約もあり、ここまでは目立った動きを見せていない。記事では「オーナーサイドからウォルト・ジョケッティGMが指示された支出大型削減のために、総年俸を下げるためのトレードが続いた」と指摘している。実際に、先発投手のアルフレド・サイモンをタイガースへ、マット・レイトスをマーリンズへとトレードで放出した。

 しかし、左翼手の補強をあきらめたわけではないという。

「支出に限界があるために、シンシナティが大物フリーエージェントの争奪戦に参入することは予想できないが、2015年シーズンに(本拠地)グレート・アメリカン・ボールパークの左翼を守るコスト効率の高い選手を依然として必要としている」

 レッズの補強方針について、記事ではこう言及。大型契約が必要となる外野の大物FA選手の去就はすでにほとんど決まったため、ここから動きが本格化する可能性が高そうだ。

 特集では5人の候補が挙げられているが、最初の登場するのは青木だ。シーズン終了直後から、レッズのターゲットの1人とされてきた。寸評ではキャリアを紹介。2012年にメジャーデビューしてから、ブルワーズの2年間、そして今年のロイヤルズで通算打率2割8分7厘、67盗塁を記録していることに触れている。

 今季はわずか1本塁打、3年間でも19本塁打とパワー不足であることにも言及しながら「しかし、彼はレッズに大きな金融債務を必要とさせない」と指摘。3年契約を求めているとも報じられている青木だが、予算的には補強方針と合致するとの見方を示している。

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