イチロー、青木がFA掘り出し物トップ5に選出も、かち合う移籍先候補

「イチローにマーリンズのユニフォームは似合わないだろう」

「出塁率の低さと、おそらくより守備が堅いことを覗けば、青木と似ている。41歳となる選手を、平均以上の右翼手と位置づけるべきではないだろう。彼の2014年の出塁率3割2分4厘は2010年シーズンから最高の数字で、彼は控えでピンチヒッター、守備固めと見るべきだろう。彼は昨年18回盗塁を試み、15回成功している」

 寸評では、日本の誇る安打製造機に対し、先発要員ではないという厳しい視線を送っている。新天地候補に関しては「マーリンズが獲得を狙っていると報じられているが、イチローにマーリンズのユニフォームは似合わないだろう」と指摘している。

 5位はブルワーズからFAとなっている「Kロッド」こと、フランシスコ・ロドリゲス投手。昨年44セーブを挙げ、被打率1割9分8厘、68イニングで73奪三振と抑えているが、メジャーのリリーフで最多となる14本塁打を打たれた「一発病」を寸評では危惧。クローザーではなく、セットアッパーとしての補強になるのではと分析している。

 新天地候補はタイガースが最適としながら、ブルージェイズ、ブルワーズ、レッズ、ホワイトソックスを挙げている。

 この5位以内にランクインした選手のうち、ラスマス、青木、イチローは外野手。オリオールズなど数少ないレギュラーの外野手獲得に動いている球団の“椅子”を巡り、この3選手はライバル関係となっている。28歳と若いラスマスが最高の掘り出し物と特集されているが、3人が今季どのユニフォーム姿でプレーするのか、注目したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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