ジャイアンツ入団の青木に強力援軍!? OBのボンズ氏がコーチ就任も

“ボンズ流”の本格導入は青木のスキルアップにも絶好のチャンス?

 計7度のMVPに選出されたボンズ氏はバッティング技術に絶大な定評を持つ。昨年の春季キャンプではブランドン・クロフォード内野手、パブロ・サンドバル内野手(現レッドソックス)、マイケル・モース外野手(現マーリンズ)らが“ボンズ流”を叩き込まれたという。

 今年、イチロー外野手とマーリンズでチームメートとなったモースは、昨年のプレーオフでホームランを放つなどチャンスに強いバッティングを見せたが、ボンズ氏の指導の賜物だったことを感謝していたという。禁止薬物使用問題で昨年は公式戦全試合出場停止の処分を受けていたヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手も、今オフにサンフランシスコまで足を運んでボンズ氏から打撃指南を受けているだけに、指導力も一流であることは間違いなさそうだ。

 記事では「巡回コーチか、マイナーチームのコーチか、もしくは兼務か」とボンズ氏の役割について予想しているが、ボウチー監督はクロニクル紙に「具体的なことはまだ決まっていない」とコメントしている。

 メジャーの名手からも頼りにされるボンズコーチがキャンプ期間のみならず、シーズン中にトップチームの指導を行うとなれば、ロイヤルズから加入した青木にとっても更なるスキルアップの絶好のチャンス。“ボンズ流”の本格導入はジャイアンツのワールドシリーズ連覇の鍵となるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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