評価急上昇の2年目右腕 「岩隈2世」杉浦稔大がヤクルト躍進のキーマン?

昨年右肘負傷の杉浦、飛躍目指す2年目キャンプで首脳陣絶賛

 ヤクルトの最大の「補強」はこの男なのかもしれない。ロッテ、日本ハムからそれぞれFAで加入した成瀬善久と大引啓次、さらに米大リーグ・レッズから加わった203センチ右腕・オンドルセク。球団史上最大の補強を敢行したヤクルトだが、もの凄い勢いで評価を高めているのが、13年のドラフト1位・杉浦稔大だ。

 2月16日の韓国SKとの練習試合(浦添)に先発すると、最速144キロをマークした直球とキレのあるスプリットを駆使し、2回を1安打無失点に抑えた。試合後、高津臣吾投手コーチに「彼が先発でフル回転することが、このチームが浮上するための条件」とまで言わしめる出来だった。

「ここまでは順調に来ています。でも1年間長いので、去年の経験を踏まえて、ケガをしないことが1番。その上でオープン戦、そしてリーグ戦と、シーズンを通してチームの力になっていきたい」

 まだ新人王の資格を持つ2年目右腕が、ブレイクを目前に控えている。

 1年前、同じ琉球の地で悪夢を見た。国学院大からドラフト1位でヤクルトに入団。即戦力としてチームも、そして自身も期待していたが、春季キャンプ中だった2月19日にアクシデントが起こった。中日との練習試合(北谷)に登板し、2回2安打1失点とまずまずの内容に抑えた。だが試合後、右肘を強烈な痛みが襲った。下された診断は右肘内側側副靱帯断裂だった。実は登板前から違和感はあったのだという。

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