オフに大補強のオリックス、19年ぶりVは実現するか

周囲も高評価、1996年以来の優勝に届くか

 春季キャンプを終え、各球団ともに戦力分析が進んでいることだろう。シーズン開幕まで1か月を過ぎ、3月のオープン戦からはいよいよ1軍切符をかけたサバイバルが本格化。ここで気になるのがオフに12球団NO1の補強を行ったオリックスだ。評論家もこぞって優勝候補に挙げている。

 昨年はソフトバンクと最後の最後まで熱戦を繰り広げ、わずか2厘差で優勝を逃すという悔しさを味わった。勝ち星は80勝を挙げライバルを上回ったが、勝率の差が明暗を分けた。

 今シーズンも最大のライバルがソフトバンクになるのは間違いない。内川、柳田、李大浩、松田らが並ぶ強力打線に摂津、大隣、9年ぶりに日本復帰の松坂、中継ぎには五十嵐、森、サファテと投打に役者がそろっている。

 だが、オーナー、フロントが並々ならぬ力を注ぎ、1996年以来の優勝を目指す新生・オリックスも負けてはいない。昨年の課題だった「得点力不足」を解消できるかもしれない。昨年の開幕戦と今季の開幕予想オーダーを比べてみよう。

【2014年開幕戦】
1番三塁・ヘルマン
2番右翼・平野恵
3番中堅・糸井
4番二塁・ベタンコート
5番左翼・谷
6番指名・ペーニャ
7番一塁・高橋信
8番遊撃・安達
9番捕手・伊藤

【2015年開幕戦予想】
1番中堅・駿太
2番遊撃・安達
3番右翼・糸井
4番指名・ブランコ
5番三塁・中島
6番左翼・T‐岡田
7番一塁・小谷野
8番二塁・ヘルマン
9番捕手・伊藤

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