田中将大のDL入りで日本人先発投手は“全滅” 過去2年からの落差大きく…

ダルビッシュ、和田、岩隈に続いて田中もDL入りという異常事態に

 ヤンキースの田中将大投手が右前腕部の軽度の張りと右手首の腱の炎症により、15日間の故障者リスト(DL)に入った。右肘靭帯部分断裂で約2か月半離脱した昨年に続くアクシデントで、メジャー復帰まで1か月以上を要する可能性も浮上している。

 これで今季、MLB球団に所属する日本人先発投手は“全滅”。現時点で全員がDL入りという異常事態になっている。近年は「メード・イン・ジャパン」のスターターが目覚ましい活躍を見せ、メジャーを席巻していただけに、寂しい状態だと言わざるをえない。

 今季は、開幕前のオープン戦でレンジャーズのダルビッシュ有が右肘の異常を訴えて離脱。靭帯部分断裂と診断され、トミー・ジョン手術(靭帯再建手術)を受けた。当然、開幕はDLで迎え、今季中の復帰も絶望的。復帰までは12~15か月を要するとされている。

 また、カブスの和田毅投手もキャンプ中に左太ももを痛めて、開幕をDLで迎えた。現在はマイナーでリハビリ登板を続けており、まだメジャーでの登板はない。

 昨年、右手中指を負傷して開幕をDLで迎えたマリナーズの岩隈久志は、今年のキャンプでは順調に調整を続けていた。しかし、開幕から3試合で0勝1敗、防御率6.61と不調で、24日から右広背筋の炎症でDL入り。復帰までに2~4週間を要する見込みだ。

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