「オレは超ヤバイ」 今季初勝利の和田毅に自信植えつけた名将の意識改革

「監督といい関係にこれからもなっていくと思います」

 前回登板の11日のレッズ戦で、和田は3回3失点でマウンドを降りた。試合は6-3で勝利したが、レイズを強豪に導き、今季からカブスに引き抜かれた名将は、和田と登板翌日に面談。「アグレッシブさが足りない」と改善点を求め、メディアに対しては自分のピッチングの素晴らしさをこのスラングで伝えるように命じたと、記事では明かされている。

「(バッドアスの)意味はよく分かっていないんですけど、そういう風に監督から言ってもらって、こういう風に記者さんも笑ってくれているので、(監督と)いい関係にこれからもなっていくと思います」

 和田は地元メディアにこう話している。緻密な采配や、大胆な戦略でレイズを強豪に育て上げた名将は、人格者としても知られている。レイズでも選手からの人望は厚く、現役最後の2012年に所属した松井秀喜氏も信頼を寄せていた。この日、降板後にダッグアウトでマドン監督に迎えられ、満面の笑みで会話を交わしていた和田も、すでに強固な信頼関係を築き上げているようだ。

 大ウケした地元メディアも早速、これを和田のニックネームにしている。

 「シカゴ・サンタイムズ」は「ワダ・バッドアス・ツヨシがカブスへの新たな姿勢で先発の役割を守る」との見出しで特集。記事の中では、テオ・エプスタイン球団社長が今週、7月31日のトレード期限に向けて先発投手の補強を最優先事項としていると明言したことに触れている。

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