同期の存在を励みに着実に経験を積む19歳 ロッテ二木康太

ユニバーシアード日本代表壮行試合で好投した19歳右腕

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変化球を課題に掲げ、その習得に取り組むロッテ・二木康太【写真:長谷川美帆】

 鹿児島情報高から2013年のドラフト6位でマリーンズに入団した二木康太。

 プロ1年目のイースタン・リーグ公式戦登板は2試合。一軍経験はまだないが、2年目の今年の春季キャンプでは、ブルペンを視察した伊東勤監督が「力のあるボールを投げていた」と評するなど、飛躍を予感させる場面が見られた。

 開幕からここまではイースタン・リーグで18試合(0勝2敗)に登板し、二軍の先発ローテーションの一角を担っている。

 二木がずっと重要視しているのは体力強化。入団当初のユニフォーム姿と見比べれば、その差は歴然だ。寮で出される栄養満点の食事を多少の無理をしてでも多く摂取する。日々の心掛けが実を結び、体重は10kg近く増加した。

 ピッチングの課題としているのは変化球。“ストライクをしっかりとれる変化球”と、きちんと腕を振ってボールゾーンに投げきる“空振りをとれる変化球”の2種類に取り組んでいる。

 二軍で実戦経験を積むなか、6月29日に神宮球場で開催されたユニバーシアード日本代表壮行試合では、田中英祐が右ひじの張りで出場を辞退。二木にNPB選抜としての登板機会が巡ってきた。

「プロ野球選手として恥ずかしいピッチングはできないので、しっかりゼロで抑えたい」と意気込んだ二木は、中飛・三ゴロ・空振三振という内容で1回を3者凡退に打ち取る好投。自らの投球を「観客も多くて、接戦だったので緊張したけれど、コントロールよく抑えられたのでよかったです」と明るい表情で振り返った。

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