韓国に完封発進の日本、投手起用に収穫あり 「いいテストケースになった」

開幕戦の最大のポイントは大谷、「隙を全く与えなかった」

 世界野球プレミア12開幕戦が8日、札幌ドームで行われ、日本が韓国を5-0で下した。初代王者を目指す日本は先発に大谷翔平(日本ハム)を立てると、6回2安打10奪三振の好投で韓国打線を寄せ付けなかった。攻撃陣も12安打5得点と韓国投手陣を攻略し、完封リレーを収めた。

 この試合に関して、ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍した野口寿浩氏は「やっぱり大谷。あれだけのピッチャーが他国にはいない」と開幕戦を圧巻の投球で飾った右腕を絶賛。さらに2番手の則本(楽天)の起用には「いいテストケースになった」とし、最終回の松井(楽天)も含め、収穫があったと分析した。

 先発の大谷は初回から161キロを計時。6回までを投げ2安打10奪三振と韓国打線を全く寄せ付けず、91球と余力を残してマウンドを降りた。

 野口氏はこの試合のポイントについて「大谷のナイスピッチングでしょうね。付け入る隙を全く与えなかった。それに尽きるでしょう」と振り返る。それでも「(試合開始)1球目、2球目を見ると左バッターの外に抜けていく感じがありました」と初回の不安点について言及した。

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