復活、アピール、定位置争い…対外試合第1号にかける選手たちの思いとは

練習試合で早くも多くの本塁打が…広島は練習生が驚愕の連続アーチ

 プロ野球のキャンプは中盤にさしかかり、各地で練習試合が始まっている。14日は5試合が行われ、注目の選手たちがアピール。早くも豪快な本塁打が飛び出し、ファンを沸かせ、首脳陣を喜ばせた。14日の本塁打とその選手の現状を追った。

◯広島7-3オリックス(宮崎・SOKKENスタジアム)

 驚愕の連続アーチが飛び出した。ドミニカ共和国のカープアカデミーから来た練習生の24歳バティスタと22歳メヒアのパワーが炸裂した。初回、無死一、二塁。オリックスの松葉から、まずは「4番・ファースト」のバティスタが内角の球をコンパクトに振り抜き、左中間席へ3ラン。さらに、続く「5番・DH」のメヒアが思い切って振り抜き、ライナーでレフトオーバーの本塁打を放った。

 彼らは支配下選手ではない。大きな体にそれぞれ、「145」と「146」という3ケタの背番号を付けている。育成選手でもない練習生。育成契約を目指している。かつてはカブス、ヤンキースで活躍したソリアーノらを輩出したカープアカデミーから、またもホープが生まれるかもしれない。

 またオリックスは、T-岡田が7回にレフトへうまく流し打つホームランを放った。アキレス腱のケガの影響もあって2軍スタートとなった大砲にとって、1、2軍をかけた戦いでもあった。患部の状態は良くなっており、特打で打撃を磨いた成果が出た。これがアピールとなったに違いない。福良監督は期待を寄せながらも、簡単には定位置は与えない。2010年に33本塁打でホームラン王に輝いた男の復活はなるか。

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