川崎宗則、4戦連続安打 地元メディアも好印象「見ていて楽しい選手」

世界一球団の最強リリーバーから価値ある一打、打率3割7分と好調維持

 カブスとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加している川崎宗則内野手は20日(日本時間21日)、昨季ワールドシリーズ覇者のロイヤルズ戦に「8番・セカンド」で出場し、3打数1安打だった。4試合連続安打として、打率3割7分と好調を維持している。試合は5-2でカブスが勝利した。

 川崎は2回の第1打席は中飛、4回は見逃し三振と、いずれも先発右腕ケネディーに抑えられた。しかし、5-2とリードして迎えた6回の第3打席で結果を残す。1死走者なしで相手3番手デービスの初球をセンター前に弾き返した。

 王者ロイヤルズの最大の強みとも言えるリリーフ陣の中でも、最高の安定感を誇る右腕からの一打。デービスは2014年は防御率1.00、15年は同0.94と圧巻の数字を残しているメジャー屈指の剛腕リリーバーだけに、アピールが必要な川崎にとっては価値あるヒットとなった。

 川崎は続くペレスの遊ゴロの間に二塁に到達。1番のファウラーが一ゴロに倒れたため、生還することはできなかった。

 試合を中継したWGNスポーツの実況は「意味もなく小さくジャンプをしましたね。見ていて楽しい選手です」とプレーの印象を語り、「カワサキはトロントでユーチューブ・センセーションとなりました。素晴らしい試合後のインタビューでした」とムードメーカーとして絶大な存在感を見せていたブルージェイズ時代の川崎について紹介した。

 4試合連続安打で打率3割7分、出塁率は4割6分9厘と相変わらず好成績を維持。開幕メジャーへ、少しずつ近づいている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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