カブス川崎宗則、好調維持も開幕メジャーは困難か 米メディア報じる
OP戦18試合で打率.395、5打点1盗塁と上々の結果を残している川崎
カブスに所属する川崎宗則内野手の開幕メジャー入りが困難な状況になっていると米メディアが伝えている。ESPNが「ハビアー・バエスの復帰は近い。カブスはローテーションの準備が整った」との見出しで伝えている。
オフにカブスとマイナー契約を結んだ川崎は招待選手としてメジャーキャンプに参加。ここまでオープン戦18試合に出場し、38打数15安打5打点1盗塁、打率.395。6二塁打、7四球を記録し、出塁率も.489と上々の結果を残している。
当初から開幕ロースター25枠に入る可能性は低いと見られていたが、カブスのマドン監督は好調を維持する34歳の内野手に関し、地元メディアに「チャンスあり」と語り、その動向が注目されていた。
開幕メジャーの芽が出てきた裏には好調な打撃に加えて、内外野をこなすバエスの負傷があった。指揮官は同選手の離脱が長引いて開幕に間に合わなければ、川崎をロースター入りさせる可能性を示唆していた。
しかしESPNによると、バエスは「僕は大丈夫だよ」と万全をアピールし、すぐにでもメジャー復帰できる自信を示したという。これを受け、記事では「バエスの復帰はムネノリ・カワサキが好調な春を送ったにも関わらずロースター入りできないことを意味する」と伝えている。
今季ブルージェイズから加入し、スプリングキャンプで猛アピールしてきた川崎。過去4年、いずれもマイナーから這い上がった男がどのタイミングでメジャー昇格をつかむか注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count