風格漂う楽天・則本が開幕2連勝 理想は「チームが最後に勝っている試合」

開幕前に掲げた21勝1敗の目標

 風格が漂ってきた。楽天のエース・則本昂大投手が8回12奪三振2失点で開幕から2連勝。「打線の援護もあって、楽に投げることができました」。今季初セーブを挙げた、弟のように可愛がる松井裕樹投手と共にお立ち台に上がり、平日のデーゲームながら2万5607人が詰めかけた楽天Koboスタジアム宮城のファンに笑顔を見せた。

 終始、落ち着いていた。3点リードの7回1死一、二塁から埼玉西武・炭谷に左前適時打を浴びて2点差に。なお1死一、二塁のピンチに、坂田、渡辺直を連続三振。8回2死一塁、一発打たれれば同点の場面で、主砲の中村を気合いの直球で空振り三振に切ると、力強くガッツポーズだ。昨年まで2年連続奪三振王。この日も期待通りの奪三振ショーで球場を沸かせた。

 開幕前、今季の自身の目標を聞かれ「21勝1敗」と掲げた。2015年までの3年間で通算39勝29敗。「キリのいい数字」ということで並べた数だという。白星も黒星も、決して簡単なものではないが「言わないと、それ以下の数字になる。自分がこれくらいしたら、チームも優勝できる」と語った。

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