しぶとく戦い続けるロッテ、交流戦逆転優勝へ

逆転優勝でリーグ戦再開の勢いに期待 指揮官「欲を出すことなく」と平常心

 先発のスタンリッジ投手は7回2失点と役割を果たし、盤石の中継ぎ陣が試合を締めた。不動の3番打者・角中はこの7連勝の間、29打数10安打と安定した働きでチームに貢献。だが、それ以上にチームの充実ぶりに手応えを感じているようで「すごいですね」と笑顔を見せた。

 交流戦最終戦、福岡ソフトバンクとのある意味「一騎打ち」となった形。だが、チームはいたって平常心だった。「ソフトバンクが勝ったら意味はない。自分たちは勝つしかないので。頑張ります」と角中選手はヒーローインタビューでファンに語った。伊東監督も「そういうことは意識せず、今日と同じ形で臨みたい。欲を出すことなく、ボールを追いかけたい」と、巨人との試合だけに集中した。

 リーグ成績では福岡ソフトバンクとは6.5ゲームもの差がある。だが、千葉ロッテもこれで貯金13。交流戦期間中にも福岡ソフトバンクに優勝マジックが点灯する可能性もあったが、千葉ロッテがしぶとさを発揮した。このまま千葉ロッテが8連勝で交流戦の逆転優勝となれば、リーグ戦再開にもいい勢いがつきそうだ。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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