トロントのメディアも納得!? 川崎宗則、古巣敗退は「カワがいないから」

古巣のメディアがWS“進出”の川崎に注目、「ベンチからこれまでと変わらぬ役割」

 ワールドシリーズ初戦はインディアンスが本拠地で6-0で快勝した。カブスの川崎宗則内野手は地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズに続いて登録外となったが、チームに帯同。その存在感は大きく、インディアンスにリーグ優勝決定シリーズで敗れた古巣ブルージェイズの本拠地トロントのメディアも注目している。

 地元紙「トロント・サン」は、ワールドシリーズに臨む川崎についての特集記事を掲載。現地で、本人にも取材している。

 記事では「元ブルージェイズのユーティリティ選手にして、ファンのお気に入り選手であったムネノリ・カワサキは、現在カブスでこれまでと変わらぬ役割をベンチから果たしている」と紹介。ブルージェイズは昨季もリーグ優勝決定シリーズで敗退したが、当時所属していた川崎は今年と同じように登録外ながらムードメーカーとしてチームに帯同し、ロッカールームで日本語でスピーチして士気を高めることもあった。地区シリーズで2連敗を喫したブルージェイズは、川崎のスピーチの後に3連勝で突破を決めていた。

 今季は川崎が新天地のカブスで自身初のワールドシリーズ“進出”を決めたのに対して、ブルージェイズは昨季と同じく一歩手前で敗退。記事では「彼(川崎)は密かにブルージェイズがワールドシリーズに進出することを祈っていたが、彼らにはある要素が欠けていることもわかっていた」と指摘した上で、川崎本人の以下のコメントを紹介している。

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