イチローはなぜマーリンズに決めたのか 最後には消えた「ノーという理由」

イチローが明かす決断の理由、4番手外野手も「想定内」

 マーリンズと正式契約を結んだイチロー外野手の入団会見が29日に都内で行われた。会場には報道陣100人以上、20台以上のテレビカメラが集結。米国からはデイビッド・サムソン球団社長、マイケル・ヒル強化責任者、ダン・ジェニングスGMと球団幹部が総出で来日した。

 まさに“超VIP待遇”での記者会見となった。イチローの圧倒的な実績を改めて証明する舞台となったが、新天地での立場はあくまで4番手外野手。マーリンズでは、メジャー最強とも評価される若き外野トリオがレギュラーを務めるからだ。

 米スポーツ史上最高額で契約延長した25歳のスタントン、昨季はゴールドグラブ賞を受賞した23歳のイエリック、23本塁打を放った24歳のオズナ。現時点で、イチローに与えられる役割は、この3人のバックアップとされている。ただ、本人はこの事実を否定的には捉えていない。

「そのことはもちろん分かっていますし、4番目の外野手であるというのは想定内のことで。なかなか3番目、特にアメリカでは40(歳)を越えた野手にポジションを与えるということは……、その時点でカットされる、年齢を見ただけでね。そういう傾向がありますから、4番目というのは何の問題もないことで……。3番目を望むというのはそんな自分はどうかなと思いますけどね。5番目ではそれはつらいかもしれないですけど」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY