【小島啓民の目】変革を恐れず、先を見ろ 野球上達へ「5年後ビジョン」設定のススメ

タフでないと務まらないプロ野球の世界、「先を見越した努力」の大切さ

 昨年、野球の国際大会、21歳以下のワールドカップに出場した日本代表チームで、私はヘッドコーチを務めました。投手コーチは読売ジャイアンツの豊田清さん(現1軍コーチ)で、その縁もあり、今でも仲良くさせていただいています。

 西武ライオンズ時代から抑え投手として活躍されただけあって、一つ一つの言葉に説得力があると感じるとともに、努力をしてきたという自信が溢れているなとも思いました。プロというのは、体力的にもメンタル的にもタフでないと務まらない世界であることを理解できる気がします。

 話の中で、「先を見越した努力」という言葉が特に印象に残っています。プロの世界には毎年、新しい選手が入り、去っていく選手がたくさんいる。新陳代謝が激しいものです。プロ野球の平均滞留年数(プロ選手でいられる平均年数)は5~7年という記事を目にしたことがありますが、野球で飯を食える期間がたったそれだけしかないという現実は、入団当時の選手は考えもしないでしょう。

 その中で、5年後の自分がどうなっているのかということは、非常にイメージしづらい。ですが、少しでも長くプロの世界にいなければ将来の蓄えができないわけですから、自分という選手がどうなっていくのか、ビジョンがなければ成功はない。豊田コーチの言うことには納得させられます。

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