デスパイネ、グリエル、バレンティン… 主軸離脱のダメージはどのくらい?

主軸打者が離脱した状態で戦う4チーム、どの程度の痛手を負うのか

 キューバ国内リーグでのプレーを終えたアルフレド・デスパイネ外野手(ロッテ)が4月11日に来日し翌日から練習に合流した。コンディションも上々と伝えられており、一軍の試合への出場も近いと見られる。

 今シーズンは、ロッテのように主軸打者を欠いたまま開幕戦を迎えているチームが目につく。

 ヤクルトは左アキレス腱の手術からの復帰を目指すウラディミール・バレンティン外野手を欠いて戦っており、DeNAはユリエスキ・グリエル内野手との契約を解除。広島は4番として期待していたブラッド・エルドレッド内野手が3月に右膝内側半月板部分切除の手術を受けたため欠場となっており、復帰は6月以降と伝えられている。

 チームはそれぞれ対応を図るが、その際「主軸がいなくなることによる戦力ダウンはどの程度なのか」の把握は重要だ。得点力の減少を数字としてつかめれば、改善に向けた目標がはっきりし、より効果的な手が打てるからだ。

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「主力打者離脱のダメージ」を数値でつかむ

 図は4人の主軸打者の昨シーズンの成績を用いて算出した、彼らが年間を通じてつくりだすと見込まれる得点=wRC(注1)に対して、欠場によってどれだけダメージが出るかを示したものだ。

 デスパイネは15日の試合より出場すると見られる。4月14日までの14試合と、同内野手がキューバ代表に帯同すると伝えられている7月の1か月間の22試合、計36試合を欠場すると想定している。36試合は143試合の約25 .2%のため、それを年間通じて出場した場合の想定打席数600に掛けて151打席という「失う打席」を算出した。

 ロッテはこの151打席のうち、43打席を今シーズン開幕よりDHとして出場をしている根元俊一内野手がカバーした(4月12日現在)。同内野手は好調だが、創出する得点ではデスパイネの約半分強で、ここまでで約4点の損失を出している。このまま151打席すべてを根元が現状の成績のままカバーした場合、約14点(ピンク+赤)の損失が積み上がる。根元が調子を落とせば損失はさらに大きくなる可能性もある。

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