8勝目の岩隈久志、3年連続2桁勝利へ「見えてきたので、何とか頑張りたい」

今季最多9奪三振の快投、腰の張りで降板も「大丈夫です」

 マリナーズの岩隈久志投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのエンゼルス戦で6回4安打1失点無四球と好投し、8勝目(4敗)を挙げた。高めへの直球とキレのあるスプリットを軸に今季最多の9奪三振。マリナーズを3-1での勝利に導いた。

 6回終了時でまだ84球だったものの、自ら腰の張りを訴え、マウンドを降りた。しかし、試合後には「大丈夫です。ちょっと疲れていて、張りが出たので、無理はやめようと思って」と軽症であることを強調。表情も明るかった。

 この日はスライダーをほとんど使わず、キレ味抜群のスプリットで次々と三振を奪った。「うまくスプリットをいいところで落とせて、肘も高い位置で投げれてるのかなと。あと、高めの真っ直ぐをうまく投げられている分、スプリットを落として(相手が)振ってくれているというのがあるので、それはうまく継続していきたいと思います」。確かな手応えを感じる投球だった。

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