元ロッテ監督バレンタイン氏が禁止薬物肯定 「選手の最高の部分見たいなら」
社会的問題にも発展している禁止薬物の導入に前向き?
ロッテやMLBメッツ、レッドソックスなどで指揮を執ったボビー・バレンタイン氏が、禁止薬物使用を全面的に肯定する発言で物議を醸している。米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版が特集している。
メジャーでは、2005年に筋肉増強剤など選手のパフォーマンス向上を助長するPED(プレー向上ドラッグ)使用禁止のために取り締まりの検査を導入後、今季開幕前の時点で39人が陽性反応となり、ペナルティを受けてきたという。
メジャー本塁打記録を持つバリー・ボンズや、ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲスも疑惑の対象となり、社会的問題にも発展している。
バレンタイン氏は同誌のインタビューの中で、スポーツ界で「悪」と断定されている禁止薬物については「もしもアスリートの最高の部分を見たいと思うのなら、おそらく」と導入に前向きな発言をしている。