マリナーズ入団の青木宣親、岩隈の残留熱望 「自分の契約に入ってる」!?

「(イチローを)受け継ぐとまではいきませんけど、一生懸命プレーを」

 新天地では「1番・ライト」を任される可能性が高い。マリナーズでは、01~12年7月までイチローがプレーした“聖域”となっているが、レジェンドを尊敬する青木は「光栄です」と言う。

「イチローさんが守っていたのもあるし、日本にいた時からずっと見ていた球場だし、チームだから、すごくそこに立てるのは嬉しく思います。今思うのは、ライトというポジションを自分のポジションにしたいという思いがあります。イチローさんのプレーをずっと見ていたので、それを受け継ぐとまではいきませんけど、一生懸命プレーしてチームに貢献したいと思います」

“後継者”として、並々ならぬ決意を明かした。ただ、背番号51が空き番号となっている中で「8」を選んだことについては「51番は選択肢にはなかったです。正直、つけられるような番号じゃないと思ってます」と苦笑い。「『8』を選んだ理由は、自分の娘が『8』がいいと言っていたので」と明かした。

 また、同学年の岩隈がFAとなり、現在マリナーズは再契約を最優先事項としている。「(連絡は)取り合っています。マリナーズと対戦するときもいつも食事していたし、本当に良い友達です」と明かした青木は、記者から「彼はどうするんだ?」と質問される場面も。すると「一応、自分の契約の中に岩隈が契約がするということが入っているので、それで初めて自分の契約完了だと思ってます」と絶妙の切り返しで、笑いを誘った。2人の“タッグ”が実現するか、注目が集まるところだ。

「去年は怪我はしましたけど、前半戦に手応えを感じていたので、1年間通して(そのような)成績を残す必要がある。そういう1年にしたいです」

 MLB4球団目。尊敬するイチローが数々の伝説を残してきた新天地で、青木が新たな歴史を作っていく。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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