怪我、不調…厳しい成績でA評価はなし? 2015年のFA移籍選手を採点

成瀬、大引、相川、金城、小谷野の出来は?

 メジャーリーグとは違い、選手の移籍が頻繁に行われることが少ない日本のプロ野球において、FA権を行使した選手の動向は大きな注目を浴びる。昨オフには、5選手がFA移籍に踏み切ったが、今季、果たして期待に応える活躍はできたのだろうか。

 ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏に、FA選手の採点をつけてもらった。「よくやった」がA、「まずまずだった」がB、「もっと頑張ってほしかった」がC、そして1軍でほとんど結果を残せずに「がっかりした」がDの4段階評価で、注目選手の今季を振り返る。

◯成瀬善久投手(ロッテ→ヤクルト)【C】
14試合登板、3勝8敗、防御率4.76

◯大引啓次内野手(日本ハム→ヤクルト)【B】
96試合出場、打率2割2分5厘、5本塁打、41打点

◯相川亮二捕手(ヤクルト→巨人)【C】
40試合出場、打率3割1分3厘、4本塁打、17打点

◯金城龍彦外野手(DeNA→巨人)【C】
36試合出場、打率2割3分3厘、1本塁打、10打点

◯小谷野栄一内野手(日本ハム→オリックス【C】
56試合出場、打率2割9分5厘、4本塁打、22打点

 まずはヤクルトに加入した2人。先発ローテーションの軸として期待され、ロッテから移籍した成瀬について、野口氏は「苦しかったですね」と振り返る。チームは14年ぶりにリーグ制覇を果たしたが、力になることができなかった。

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